かみは、このよをしはいするよりも、このよのこうせいちつじょを
とうせいすることをえらんだ。つまり、よりこまかくかいせきして、
とうせいこうりつをたかめている。

これにより、ふあんていなものはあんていし、あんていしたものは、
くずれやすくなる。すなわち、くずれやすくて、ふあんていとなる。
これにより、まったくもってふあんていなこうせいはなくなり、ふ
あんていとあんていかをくりかえす。

これは、しはいによるかんりにおいては、かならずぜったいてきあ
んていをたもつが、ぎゃくに、かいめつてきじょうたいについて、
そんざいとしてのかのうせいがなくならない。それは、このよが、
かみのそんざいばかりではないから。

したがって、ほんとうのあんていのために、かいめつてきじょうた
いをふくめて、しかもこれをへらすために、あんていとふあんてい
のこうせいちつじょを、かいせきすることでとうせいすれば、ふあ
んていが、かならずしも、かいめつてきじょうたいになるとはいえ
ない。
しかも、このかいせきによるとうせいは、ぜったいのしはいかんり
とちがって、たとえかいめつてきじょうたいであるなかにも、えい
きょうりょくをこうしするものである。

このあんていさようは、あらゆるぶんやにいたって、おうようする
ことができるものである。