弐蜂

Shogo - Jornal de Japan -

Publicado em Japan - Entreterimento e interações sociais - 08 Feb 2019 05:09 - 0

さとりてこそ、いそぐとき。
こころが、ひとつであるなら、いっぽうで、ひかりのごとし、
またいっぽうで、かげのごとし。しかも、からだがひとつで
ないならば、このところに、いそぎ、わがみがまけるとき。

こころをひとつにさだめて、じぶんのものとして、これにて、
ふたつのこころのすがたとしてまよわず。
しょうりのときこそ、まけをこころにさとり、しょうらいの
じぶんをかたせる。すなわち、しょうらいには、いまのじぶ
んにうちかつときのじぶんがいるなり。
からだひとつのしょうりをえらび、これにて、ふたついじょ
うのぶつかりあいをさけて、これをまもる。
まけをさとるとき、まけることで、かちをゆずれば、かちと
まけはぶつからない。

かちとかちは、さきをあらそう。
まけとまけは、ひかりとかげ。なさけにまけるかなしみと、
かなしいなさけにまけるこころが、おなじこころのうけわた
し。

ただちにいそぎて、こころがひとつのときに、しょうらいが
ひらかれ、ひかりとなれば、かげをまもるために、じゆうで
じざい。

なむあみだぶつは、いまもむかしも、なむあみだぶつ。
しょうらいも、そのまたみらいも、なむあみだぶつ。
これこそ、こころをひとつにするこころがけ。

よにおしえとまよいが、つねにあるならば、ただちにまよい
をすてて、いまをえらびとる。さきをあらそわず、いまをえ
らぶ。いまにこそさとり、ならばしょうらいすでにすくわれ
て、またつぎのさとりをえらぶとき。まようたびに、まよい
をさとり、たしゃにかたせて、そのひとのからだひとつのし
ょうらいを、そのこころにひらく。

かちとかちは、さきをあらそうが、やがてかならず、たがい
のまよいを、たがいにおなじまけとして、さとるとしんじる
べし。
これは、いまもむかしも、ひとのつね。これからも、ひとと
ねんぶつのかかわりはひとしく、おなじいのちのさだめと、
わがこころにしんじるべし。

どこでも、こころに
なむあみだぶつ なむあみだぶつ

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